お部屋の温度って・・・ ~重度知的障がい者の方々が暮らす、グループホーム友の取組み~
もうすぐ梅雨が明ける時期ですね。今年も暑い夏が、やって来そうです。
こんにちは。グループホーム友の成瀬です。
突然ですが、皆さんは、お部屋の温度は何度がお好きですか?
ある方は、「えっ!?普通、25°でしょ?」
ある方は、「冷房は体を冷やして良くないから、なるべく使わない方がいいと思いますよ」
ある方は、「私の家は、eco設定だから、28°かな?」
ある方は、「私は、健康を気遣って窓を開けて、扇風機を使う派です。」
少し聞いただけでも、実にさまざまな意見があります。
10人いたら10通りの答えがでます。
ちなみに私は、「自分が快適と思える温度になれば、何度でもいい。」です。
このように、私たち職員の間でも、ひとりひとり感覚が違います。
なので、毎年、利用者様のお部屋の温度管理に四苦八苦してきました・・・
特に、グループホーム友の利用者様たちは、重度の知的障がいの方が多く、寒暖の差に敏感な方や鈍麻な方、私たちと同じような感覚の方など、様々です。
そんなグループホーム友では、今年、思い切って5月末から、利用者様の健康管理を目的に、お部屋の温度管理のアンケートを実施しました。
正解のないアンケートの為、職員ひとりひとりの個性的な回答が集まりました。
そして、アンケート集計するのが、むずかしい(汗;)現在、四苦八苦中です・・・
しかし、アンケートを取りはじめてから
「A様のお部屋、ちょっと暑くない?」
「B様のお部屋、涼しすぎない?」
「C様って、暑がりだから、今日22°で過ごしていただいてもいいかな?」
「D様は、何度が良いのか?」
「利用者様が使う、共用スペースの温度は、今日は25°にしましょうか?」
など、職員ひとりひとりが、利用者様のお部屋や共用スペースの温度に注目してくれるようになってきました!!!
そして、利用者様方も、TVを見て過ごす時間が増えたり、ご自身の本やDVDなどの持ち物を整理されたり、広告をちぎって余暇を過ごしたりと、ご自分のお部屋で過ごされる機会が増えたように感じます。
結果的に、職員ひとりひとりの意識が高まり、成長し、利用者様への支援がレベルアップしたように感じます。併せて、利用者様方も、ご自分のお部屋で快適に暮らせている様子がうかがえます。
グループホーム友では、重度知的障がいの方の支援のために、職員がひとりひとり、高い意識を持つよう日々努力しています。
ブログをみて少しでも、ご興味やご関心を頂けましたら、是非ご見学に足を運んでいただければ幸いです。
まずはお電話でのご連絡お待ちしております。
お気軽にご連絡ください。